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このサイトをご覧になってくださりありがとうございます。
台湾の重要な情報を世界中の皆さんに知ってもらうには、まさにあなたのように知的探究心に溢れた方のサポートが肝心です。
このサイトに辿り着いたということは、この一風変わった特別なパスポートを目にしたということでしょう。
このパスポートの持ち主は「台湾」と呼ばれる場所(或いは「中華民国」、「中華民国台湾」)の人たちですが、この表紙には,「台湾澎湖.盟軍佔領區|Formosa & the Pescadores Territories Under WWII Allied Occupation」・白い円に4本の赤い直線・「TAIWAN GOVERNING AUTHORITIES」・EXPLANATION 書かれた二次元QRコードの計4枚のシールが貼られています。
このパスポートは元はどんなデザインだったのでしょうか? そして、これらのシールにはどのような意味があるのでしょうか? なぜこのパスポートの持ち主はこのようなシールを貼るのでしょうか?
一つずつ順を追って解説していきます。
このパスポートの本来の表紙は、以下二種類のどちらかです。2021年1月11日以前に発行された旧版と、それ以降に発行された新版があります。


ご覧の通り、新旧版でそれぞれ (A)「中華民國」の4文字、(B) 中華民国の国章、(C) 旧版にはREPUBLIC OF CHINAという中華民国の英語表記が大きく印字、(D) 新版にはREPUBLIC OF CHINAの文字列が円形の国章周辺に記載されているのがわかるかと思います。
また新旧版両方に、英語で TAIWANという記載があり、新版 (F) の方が旧版 (E) よりもかなり大きく印字されています。
では、このパスポートのオリジナルデザインの何が問題なのでしょうか?なぜわざわざこのようなシールを貼って隠す必要があるのでしょうか?
当パスポートのデザインと構成には、以下の問題があります。
上記の理由から、旧版新版に関わらずこれらのパスポートはデザイン面また表記面において「台湾(及び澎湖諸島)は中国の一部ではない」、「本パスポートを発行しているのは『台湾』を一時占領している機関に過ぎず、『台澎』に対する主権のない『台湾管理当局』である」という歴史的、現実的そして国際法的に重要な事実を表現できていません。また「中華民国=台湾」かのような誤解をも招きかねないため、このシールを以って誤表記を修正し、「『台湾』の正確な法的地位」を広める必要があると考えました。
「台湾」という単語を聞いた時、あなたは何を思い浮かべますか?美味しいグルメや半導体の他に、真っ先に「中国」との緊張関係を思いつく方は多いのではないでしょうか。他にも「中国が『台湾(及び澎湖諸島)』を反抗的な省と看做している」、「『台湾』が国交を結んでいる国は中国に次々と奪われている」、「『台湾』は国際社会で中国に圧力をかけられている」などの印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
「台湾」と「中国」がなぜこのような緊張関係にあるのか、ほとんどの資料では以下のように説明されているかと思います。①「台湾(及び澎湖諸島)」は1945年に日本が敗戦した際に、中華民国(或は中国国民党/中国の蒋介石)に「接収」された。その後中国の内戦により中華民国(或は中国国民党/中国の蒋介石)は「台湾(及び澎湖諸島)」に「撤退」し、1949年に設立された中華人民共和国と中国政府の地位を巡り闘争を続けている。 ②1971年《国連総決議2758号》により「台湾」は国連を脱退することになった。 ③その後も「台湾」は度重なる中国の圧力や軍事攻撃の脅威に晒され、「台湾(及び澎湖諸島)」が中国からのの独立を表明すると都度、中国は「台湾(及び澎湖諸島)」の統一を仄めかす。
しかしこのような「台湾」に関する記述は実は不正確です。「『台湾(及び澎湖諸島)』は中華民国(或は中国国民党/中国の蒋介石)に一時占領されている土地」のはずですよね?なぜそこから中華民国=「台湾」になってしまうのでしょうか?そうです、現在散見される「中国-台湾関係」についての説明における最大の問題こそが、「台湾管理当局」である「中華民国」、そしてそれに支配された「台湾(及び澎湖諸島)」を誤って同一視してしまっているという点です。
では実際の状況はどうなのでしょうか?時系列順に見ていきましょう。
以上の流れから、以下の要点を導き出すことができる。
以上の内容から、「台湾と澎湖諸島」及び「中華民国」の国際法的地位について以下の結論を導き出せる:
上述の国際法的観点から導き出した結論に基づき、我々は以下のように考える:
この一風変わった特別なパスポートをよく見ると、4枚のシールが貼られていることに気づくかと思います。それぞれのシールには以下の意味があります。
台湾及び澎湖諸島.連合国軍占領地シール![]() |
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連合国名誉旗シール![]() |
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パスポート発行者シール![]() |
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説明情報の二次元バーコードシール![]() |
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※ 台湾の現状 ※の説明をご覧になれば、このシールがパスポートの従来のデザインに比べ、当パスポート所有者の出身地(連合国軍占領下の台湾及び澎湖諸島)、当パスポートの発行機関、「台湾(及び澎湖諸島)」の法的地位について正確に表現できていることがわかるかと思います。また、より多くの人に「『台澎』が中国の一部ではない」こと、「『台澎』はまだ国ではなく、第二次世界大戦連合国軍の占領地である」などの歴史的また国際法上の事実を理解してもらうことができます。
パスポートにシールを貼っているのは主に、「『台湾』の法的地位の真相」について明確に理解しており、かつ自分たちの主権国家を設立するために行動を起こしている人たちです。このシールを通して、私たちは以下の目標を達成したいと考えています:
つまりパスポートにこのシールを貼ることは、「台澎」住民による「私たちは本当の自分たちの国家を創りたい」という世界に向けた意思表明です。
この説明を読んで内容に共鳴した場合、また当シールで「『台湾』の法的地位の真相」を広めることに同意してくださる場合はぜひこの文章を周囲の人にシェアしてください。より多くの人に「台湾」の国際法上の地位や「台湾」が直面している問題、また「台湾」が本当に必要なサポートを知ってもらう必要があります。
もちろん、この一風変わった特別なパスポートを持つ人を直に応援することも大きな励みになります。なぜならこのシールを貼ることで、入出国の際に面倒を被ったり、パスポートの信用性を疑われたりすることがあるからです。他にも、不条理な質問をされたり、シールを剥がすことを要求されたりすることや、中華民国政権の欺瞞により事実を理解していない人から疑いの目を向けられたり、屈辱的な言葉をかけられたりすることも考えられます。
たった数枚のシールではありますが、これをパスポートに貼るにはかなりの勇気を要します。だからこそ、この勇敢な行動を起こした「台湾人」への応援は「台湾」にとってそして全世界にとって非常に意味のあることです。
日本語の翻訳者:台湾Momo
上記の内容について、より詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください: